㈱エスケイ電機様 改修工事
工事概要
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ご依頼内容
エスケイ電機株式会社さまは工場やビルなどの大型施設に設置するキュービクルや電機の変圧装置の設計製造を手掛ける会社です。営業、総務、設計、製造と部門があるなかで最上階の3階に設けられた事務所スペースはその部署ごとに壁で仕切られた一般的な事務所スペースでした。
間仕切り壁を撤去しオープンなワンフロアーにし、来客用の会議室の移設ということでしたので、今回の改修を機に事務所スペースの断熱改修も併せてご提案いたしました。
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照明を落とすと暗い中廊下
昔の事務所建築や役所などの公共的スペースでは中廊下のスタイルは一般的に多くみられるスタイルでした。というのもある程度の区画で部屋を仕切った方が冷暖房の効率も良くなるとの考えからが一般的でした。
現在ほど断熱に対する考え方が普及していなかったのも細かく区画したプランが多かった要因です。
中廊下型のデメリットは彩光を十分に確保するのが困難なこと。日中でも照明をつけたくなる照度です。
解体中の様子
OFFICE SPACE
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間仕切り壁を取り払いコミュニケーションを容易に
エスケイ電機様で製造販売をしているキュービクル(キュービクル式高圧受電設備)は設置する施設の規模や用途によってさまざまで、都度一点物の製品だそうで製造部門、営業部門、技術部門、品質管理部門と我々の建築業界と類似する部分が多い組織構成で業務をされているとのことでした。
規格化されていない商品の物づくりは企画、設計、製造の過程で様々な打合せを要し、各部門ごとに別々の部屋の場合、会議室を使っての打合せの機会が多くなりがちな企業も多いかと思われます。
今回のリノベーションでは、大空間で部署ごとの壁を取り払い、気軽に他の部門の社員ともコミュニケーションの取りやすい環境を作り、会議といった堅苦しい場を設けなくても、ちょっとした会話の中で打合せがしやすい職場環境になり、業務の効率化を図ることもできました。
(実際ありますよね、ちょっと迷っている時に他の部署の人にも意見を聞きければなぁってこと。)
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技術エリア
技術部門では設計の人員増加に対応しやすいようにデスクのアイランド型(島型)の配置で計画し、後からの配線作業も容易で配線が露出しないようにOAフロアーを採用しました。
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総務エリア
総務エリアは営業や品質管理などの部門で、来客にも対応しやすいように入口付近に配置しました。簡易的な収納で区画し中廊下だった部分には大きなデスクを配置して、ちょっとしたミーティングスペースに。照明は間接照明を採用、調光スイッチを設置して天候や時間帯によって明るさを調節できるようにしました。
元々の設備で館内放送がされていましたが、お客様からの電話対応も壁が無くなって不在者の確認が容易になりました。
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ギャラリー
CONFERENCE ROOM
CONFERENCE ROOM
断熱改修あっての大空間
今回の工事で大空間の事務所を実現しましたが、一昔前の建築の常識だと冷暖房の効率を考えた場合はなかなか出来なかった間取りだと思います。今回の工事では床や壁にもフェノール系の高性能断熱材を採用し、天井には無かった断熱材を150mmの高性能グラスウールを充填、窓にもインナーサッシを使用して快適な大空間を実現しました。
株式会社エスケイ電機
高圧キュービクルから配電盤・制御盤・分電盤・変電設備のリニューアルの設計、制作
- 本社工場
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株式会社エスケイ電機本社